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令和7年 初漕ぎ会

鳥取県立米子艇庫横の式典会場に約150名の選手・OB・協会関係者にお集まり頂き、初漕ぎ会を開催しました。
天候に恵まれたこの日、鳥取県ローイング協会の杉村会長の挨拶など式典を行った後、錦海ボートコースにて初漕ぎを行うことが出来ました。
最後は恒例の豚汁を参加者皆さんで頂き、初漕ぎ会を終えました。

(1)安全祈願黙祷
参加者全員で錦海ボートコース方向に向き、一年間の安全と活躍を祈願し黙祷した。

(2)鳥取県ローイング協会杉村会長挨拶
この初漕ぎは約80年近く続いている。この初漕ぎの場に立つと、今年はどんなシーズンになるのかな?とワクワク・ドキドキする。今日の良い水上コンディションを見ると、今シーズンは良い年になるのでは無いかと予感させられる。選手・指導者の皆さんは既に昨年の秋から今シーズンに向けたトレーニングを始めておられる。是非、この初漕ぎの場で今年の目標を再確認し、そして決意を新たにして頂きたい。

昨年はパリにてオリンピック・パラリンピックが開催された。ここ錦海ボートコースで小学生の時からトレーニングを積んだ古田直輝選手(NTT東日本、米子工業高校出身)、そしてこのコースで練習を重ねた森卓也選手(医療法人養和会パラアスリートチーム)のお二人が出場した。皆様から寄付金を頂き、また沢山の方々にご支援頂いた。森卓也選手は日本ローイング協会始まって以来の8位入賞という結果を残した。

佐賀で行われた国民スポーツ大会では古田直輝選手と野口皓平選手(米子漕艇クラブ)が組んだ成年男子ダブルスカルで優勝、また鳥取城北高校の岡本成世選手が少年男子シングルスカルで優勝するなど、他には5種目で入賞した。本当に選手が大躍進活躍した年となった。

県内では、高齢者の集い「ねんりんピック」、岩美でコースタルローイングを開催するなど、多くの大会を成功させることが出来た。それも関係者の皆さん方のご協力の賜物であり、改めて感謝を申し上げたい。

今シーズンは、U19、U23、シニアのそれぞれのカテゴリーで日本代表選手がいる。また大学選手権、全日本選手権、或いは国民スポーツ大会、中学選手権などなど、それぞれ皆さん方が目標とする大会がある。是非それに向け、皆さん一致団結して、その目標達成に取り組んで頂きたい。

私共鳥取県ローイング協会として、今年も岩美町でコースタルローイング大会開催を予定している。昨年以上に全力を挙げて大会の成功、或いは選手の皆さんの活躍に向けてバックアップ支援をしたい。関係者の皆様にも、宜しくお願いしたい。

終わりに、選手・監督の皆さんが今年の目標を達成出来る様祈願すると共に、ご参加の皆様方のご多幸とご健勝を祈念し、私の挨拶とする。

(3)選手新年の誓い
森卓也選手(パラローイング日本代表、医療法人養和会パラアスリートチーム)
昨年は皆様のサポート・応援など沢山の支援のおかげで、パリパラリンピックに出場出来、8位入賞という結果を持って帰ることが出来た。本当に沢山の応援に感謝している。
今年の抱負について、怪我の無い様に、このシーズンを過ごすと毎年言っているが、毎年怪我をしている。昨年もパラリンピック本番で肘の腱を切ってしまった。パラリンピック後、肘と肩の手術をして12月にやっと退院した。今年はシッカリと怪我を治す期間としてリハビリし、また一からシッカリとこのシーズンをやり切りたい。それで来年・再来年・4年後に向けてシッカリとやって行くので引き続き応援の方を宜しくお願いしたい。

冨田千愛選手(東京大学RSL、米子東高校出身)
昨年、コースタルローイングの世界選手権に出場し、またねんりんピックのサポートをさせて頂いた。そこで、いろんな方々から、この鳥取県の錦海のコースは素晴らしいと言って頂け、改めてこの錦海のコースの環境の素晴らしさを感じることが出来た。どうして鳥取県は人口が少ないのにパラリンピックやオリンピック選手を輩出しているのか分かったといろんな方々が言って下さり、本当にここ錦海で練習が出来たことを誇りに思うことが出来た。
今年の抱負は、未だ決まっていないが、軽量級はオリンピック種目では無くなり、オープンカテゴリーに挑戦するか、その目標を見つけることを今年の目標にしようかと思っているので、いろんなものへ挑戦して自分の可能性を今後見つけて行けたらと思っている。

杉原春菜選手(立教大学、米子西高校出身)
昨年は大学シーズン最後の大会で優勝出来て良い年だったと思っている。今年も昨年良い結果が出せなかった選手、満足行く選手いると思うので、今年もドンドン皆進んで行ける様に、今日の初漕ぎから新しい第一歩を踏み出して頑張って行ける様にしましょう。
今年の抱負は、立教大学の最強クルーに乗っていろんな大会で優勝すること。

橋本理史選手(米子東高校)
昨年は国スポに参加し、他校の選手と共に切磋琢磨し、ねんりんピックの手伝いをするなど、様々な経験をローイング競技と関わりながらすることが出来た。そしてそれを通じて大きく成長出来たと思う。
今年は受験生となる年でもあり、ボートを漕ぐ最後の1年になると思う。今年の抱負は、部活と勉強が両立出来る様、精一杯頑張る。

石倉莉子選手(米子南高校)
今年高校最後の年になるので、悔いの残らない様に練習を重ね、去年よりも良い成績を残せる様に頑張って行きたい。

原百花選手(米子漕艇クラブジュニア)
昨年は、初めて全国大会に出場し、全国4位と準優勝を取った。今年の抱負は、支えて下さっている皆さんに感謝しながら、優勝すること。

(4)初漕ぎ
錦海ボートコース1,000mを約30クルーが一斉に漕いだ。

(5)豚汁
豚汁炊き出し100名分を準備し、初漕ぎの後、参加者で一緒に食べた。

イベント名令和7年 初漕ぎ会
日程2025年1月2日(木)
場所鳥取県立米子艇庫横会場・錦海ボートコース (鳥取県米子市)